国際学会で発表するのに必要な英語力はどのくらい?
こんにちは。
ふじです!
今回は、国際学会で発表するのに必要な英語力について説明します。
後ほど詳しく説明しますが、英語力がさほどなくても国際学会で発表することは可能です。
英語力に自信がない僕(TOEIC 550点)でも国際学会で発表することができました。
また、国際学会での発表経験がある学生はとても少ないので、就活でのアピールポイントにもなります。
本記事では、国際学会で発表するのに必要な英語力の目安を、僕の経験を踏まえて説明していきます。
国際学会とは?
学会は大きく分けて国内学会と国際学会に分けられます。
国内学会の参加対象は、日本の研究機関です。
発表は基本的に日本語で行います。
一方、国際学会の参加対象は世界中の研究機関です。
そのため、発表は基本的に世界共通の言語である英語になります。
また、場所も日本だけでなく世界各地で開催されるのが国際学会の特徴のひとつです。
国際学会での発表に必要な英語力はTOEIC 400点程度!
英語での発表だと聞くと、英語がネイティブ並みにペラペラでないといけないような気がしますよね?
しかし、安心してください。
国際学会でどのくらいのレベルの発表を目指すかにもよりますが、見出しの通り、TOEIC 400点台 でも国際学会で発表することは可能です。
それではなぜ、TOEIC 400 点台でも発表は可能なのか、次にその理由を説明していきます。
国際学会での発表はTOEIC 400点台でも大丈夫な理由
- 原稿の添削は英語の先生などに頼めるから
- 質問の中に専門用語が含まれていることが多いから
- 発表にPowerPoint を使っているから
- 質問が聞き取れなかったときに使う最強のワンフレーズがあるから
1つずつ見ていきます。
原稿の添削は英語の先生などに頼めるから
英語で研究発表をするに当たり、アドリブでの発表は難しいので、発表原稿を作ることになると思います。
その際、日本語の発表原稿を英語に翻訳する必要がありますが、今の時代英語が苦手な人でも簡単に翻訳ができるツールがあります。
Google 翻訳です。
これがあれば、英語が苦手な人でも簡単に英語の文を作ることができます。(できれば自分で英文を作りたいですが)
しかし、Google翻訳も完璧ではありません。
日本語の文をそのまま直訳していることが多いので、英語の文法や表現としておかしなところが多々出てきます。
そのため、一度自分で読んでおかしな箇所は修正し、その後大学の英語の先生に添削をお願いしましょう。
このように、自分が英語が苦手でも、翻訳ツールや身近な人にお願いをすることで、発表原稿を作ることができます。
あとはひたすら原稿を覚えることで、英語が苦手なあなたでも国際学会という舞台で英語で発表することは可能です。
質問の中に専門用語が含まれていることが多いから
原稿を覚え、発表はできたとしても一番の問題は「質疑応答」です。
しかし、こちらもさほど大きな問題ではありません。
なぜなら、日常会話と違い学会での質問は、その質問の中に専門用語が含まれているからです。
なぜ、質問の中に専門単語が含まれていると大丈夫なのか?
理由は簡単です。
その研究における専門用語は、教科書や英語の論文などに少なからず出てくるため、嫌でも覚えているからです。
ですから質問されても、相手が言いたいことは何なのかが、相手の話す専門用語でなんとなくわかります。
なので、TOEIC 400点台でも相手の質問をなんとなく聞き取ることは可能です。
発表にPowerPoint を使っているから
日常会話であれば、相手の言葉だけを頼りに相手の言うことを理解し、返答する必要があります。
一方学会であれば、相手の言葉だけでなく、自分が使用したPowerPointの資料やデータもコミュニケーションのツールとして使えます。
そのため、質問されそうな内容をあらかじめスライドで用意しておくことが可能です。
また、質問が聞き取れないときには、質問したいスライドのページを相手に尋ねることもできます。
質問が聞き取れなかったときに使う最強のワンフレーズがあるから
「相手の質問が聞き取れない!」「何言ってるかわからない!」というときに使える最強のワンフレーズがあります。
それは、
”I'm sorry, I can't understand your question. Let's talk about it after this session.”
(すみません、あなたの質問が理解できません。この発表のセッションが終わったらそれについて話しましょう。)
全く同じ文ではなくても、似たようなニュアンスの言葉であれば問題ありません。
このように言うとその質問について、あとで時間をかけて話すことができます。(場合によっては電子辞書やスマホを使いながら)
TOEIC 500点以上あると相手の質問が正確に理解できる
TOEIC 400点あれば、先に述べたとおり国際学会で発表であり、質疑応答でもなんとか相手の質問を理解し、単語で答えることはできます。
しかし、相手の質問をより正確に理解するためには、TOEIC 500点はほしいところです。
質疑応答で議論ができるのはTOEIC 600点以上!
国際学会で発表するメリットのひとつに「海外の研究者たちの視点から意見や質問・アドバイスを貰える」ということがあります。
国際学会でより深い意見やアドバイスを貰うためには、海外の研究者と議論する必要があります。
そのためには、相手難しい話をある程度理解し、自分も意見することができるレベルのTOEIC 600点以上は欲しいです。
まとめ
今回は、国際学会での発表に必要な英語力についてお話していきました。
「意外とそんなもん?」
「ちょっと挑戦してみよっかな!」
そう思っていただけると幸いです。
国際学会での発表経験があるという学生は少ないため、エントリーシートに書けたり面接で話せたりと、就活にも有利です。
ぜひ、国際学会にチャレンジしてみてください。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。