【人事はここまで求めている】ES「学生時代に頑張ったこと」の書き方
こんばんは!
ふじです。
本選考やインターンシップの選考では最近、エントリーシート(ES)を提出させる企業が多くなりました。そのESの中でよく出てくる設問のひとつに「学生時代に頑張ったこと」があります。皆さんESを書いたことがあるなら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
今回はその「学生時代に頑張ったこと」の書き方について僕の経験を踏まえ説明します。
ネットを見れば「学生時代に頑張ったこと」の例がたくさん転がっています。「私は~を頑張りました。」「~をして1番になりました。」などなど。しかし、僕はESを書く上で、この設問で企業の人事が求めていることは「頑張ったこと」だけではなく「頑張ったこと+もう一声」だということを学びました。僕は他のライバルから抜きん出るためにはこの「もう一声」がめちゃくちゃ重要だと思っています。
今日はその「もう一声」とは何なのかを含む、ESの書き方を説明させていただきます。
この記事が皆さんの就活のお役に立てれば幸いです。
僕の頑張ったことの書き方は4つのステップに分かれています。
「学生時代に頑張ったこと」の書き方4ステップ
- その困難とは何か
- その困難に対してどう考え、どう行動したか
- その結果どうなったか
- そこから何を学んだか
僕はどのESもこの順番で書いていきました。
これに基づいて書いた僕のESのひとつがこちらです。
私は大学祭実行委員会に所属し、大学祭のパンフレット制作グループの代表を務めました。毎年パンフレットの制作活動の大変さにより、そのグループの約六割が一年以内に辞めるという状況が続いていました。私は一人一人と話し合いを繰り返すことで、一緒に活動する楽しさを感じてもらえれば、大変な活動も乗り越えることができると考えました。そして日頃から積極的にコミュニケーションを取り、距離を縮めていきました。そして翌年には、そのグループの一年以内で辞める人数をほぼゼロにすることができました。この経験から、「自主性」、「問題解決能力」、「協調性」を学びました。この経験で培った力を貴社で活かしたいです。(292文字)
これを使って、それぞれの手順を詳しく説明していきます。
1.その困難とは何か
まず、「何を頑張ったのかの状況説明」をします。僕のESだと、「私は大学祭実行委員会に所属し、大学祭のパンフレット制作グループの代表を務めました。毎年パンフレットの制作活動の大変さにより、そのグループの約六割が一年以内に辞めるという状況が続いていました。」この部分に相当します。
2.その困難に対してどう考え、どう行動したか
次に、どう考えてどう行動したか。ポイントは「どう考えたか」まで入れることです。基本的に、「どういうことが大変で、それに対してこう行動した」ということまでは皆さん書けているのではないかと思います。しかし、どう考えたかまでは書けていないことが多いのではないでしょうか。これを入れることで、「自分はこんな考え方ができますよ。」というアピールにもなりますし、その行動を起こした動機も面接官に伝わるので、相手の腑に落ちるESになること間違いなしです。ちなみに僕のESだと、「私は一人一人と話し合いを繰り返すことで、一緒に活動する楽しさを感じてもらえれば、大変な活動も乗り越えることができると考えました。そして日頃から積極的にコミュニケーションを取り、距離を縮めていきました。」この部分に相当します。
3.その結果どうなったか
意外とここも書けていない方多いんじゃないでしょうか?確かに聞かれていることは「学生時代に頑張ったこと」ですが、頑張った結果どうなったか、これもアピールできるポイントだと思います。アピールできるところはしっかりアピールしていきましょう!僕のESだと、「そして翌年には、そのグループの一年以内で辞める人数をほぼゼロにすることができました。」この部分に相当します。
4.そこから何を学んだか
ここがめちゃくちゃ大事。僕が冒頭で説明した「もう一声」に当たる部分です。ここまで書けている方は少ないのではないでしょうか?だからこそ、他の人と差がつくESになります。なぜ「何を学んだか」を書くことが大事か。これは僕の考えですが、「何事にも学びの姿勢を持っているか」ということをESを通して聞かれているんだと思います。この学びの姿勢が仕事をする上で必要なんだと思います。僕も最初は、ESに「何を学んだか」なんて書いていませんでした。でも、面接で聞かれました。「そこから何を学びましたか?」と。そこで気づきました。「何を学んだか」が必要なんだということを。ぜひ皆さんもこの「もう一声」書いてみてください。僕のESだと、「この経験から、「自主性」、「問題判別能力」、「協調性」を学びました。」に相当します。もし、字数制限に余裕があれば、「この経験で培った力を貴社で活かしたいです。」のように締めるのもいいと思います。
まとめ
- その困難とは何か
- その困難に対してどう考え、どう行動したか
- その結果どうなったか
- そこから何を学んだか
正直、この書き方をしたから必ずESが受かるという保証はできません。僕もこの書き方をしても、インターンと本選考合わせて勝率9/15でした。(笑)
なので、この考え方一理あるなと思ったら、参考にしてみてください。
就活を終えた院生の一意見でした。
また、他にも就活の記事を書いているので良かったら見てみてください。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ESを書いている人