ふじの院生ブログ

就活が終わった理系大学院生のふじです。自分の体験や経験から皆さんの役に立つであろう情報を発信していきます。よろしくお願いします。

【大学院に行く意味はあるのか】大学院に行ってわかったメリット・デメリット

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大学の教室

 

「大学院に行く意味ってあるの?」

 

「大学院に進むか就職かで悩む、」

 

大学院に進むか学部で卒業して就職するか、特に理系学生であれば誰もが一度は悩むのではないでしょうか?

 

そこで今回、現役の理系大学院生である僕が、大学院に行ったからこそわかった大学院に行くメリットとデメリットをご紹介します。

 

進路選びの参考になれば幸いです。

 

 

 

大学院に行く意味はある!4つのメリット

女性が笑顔で親指を立てている

4つのメリット
  1. 研究を継続できる
  2. 就活に有利
  3. 貰えるお給料が増える
  4. プラス2年の比較的自由な時間ができる

 大学院に進学するメリットは主にこの4つです。

 

詳しく見ていきます。

 

 

研究を継続できる

 

理系の大学であれば4年生のときに研究室に配属され、1年かけて研究をするというパターンが多いです。

 

その後の進路は、ほとんどの人が大学院進学か就職という選択肢になります。

 

つまり、学部卒だと1年間しか研究に携われません。

 

1年間というとだんだん研究内容が理解でき、言われたことだけではなく自分で考えて動くようになり、今から研究面白くなってくるなー!って時期です。

 

学部で就職するとそんなタイミングで研究室を去らなくてはなりません。

 

正解のないことを突き詰める、自分の好きなことを突き詰める経験って、小学校からの学校生活を考えても、大学の研究くらいでしか経験できません。

 

大学院に進むと、その研究を継続できます。

 

これは大学院に進む1つのメリットです。

 

 

就活に有利

 

次に、大きく2つの点で学部卒より就活に有利になります。

 

1つ目は、学歴です。

 

企業は、学部卒よりも院卒をより多く採用する傾向にあります。

 

これは、学部卒より院卒の方が専門性が高く、専門的な知識を必要としている企業であれば、なおさら院卒生は活躍できる人材になるからです。

 

2つ目は、先輩の就活を身近で見られることです。

 

これは非常に大きなことだと実際感じました。

 

学部卒でも仲の良い先輩がいれば、先輩の就活話を聞いて学ぶことはできます。

 

しかし大学院に進学すれば、毎日同じ研究室で過ごす先輩方が就活に四苦八苦している様子や就活に対するアクションを身近で見て学ぶことがきます。

 

「もっと早めに就活始めればよかった、、」

 

「この企業のインターンは行ったほうがいい!」

 

など、同じ研究室の先輩の就活を普段から見て聞いて、先輩の失敗談やアドバイスを蓄えることで、来年自分の番が来たときにそれをフィードバックした就活ができます。

 

 

貰えるお給料が増える

 

院卒の方が学部卒に比べて、貰えるお給料は多いです。

 

これは先にも述べたように、学部卒より院卒の方が学んできたことが多く、会社の中でよりレベルの高い仕事ができるからです。

 

 具体的にどのくらいお給料が違うのか見ていきます。

 

平成29年賃金構造基本統計調査によると、大学卒と大学院卒の初任給は

  • 大学卒 :206,100円
  • 大学院卒:233,400円

 

となっており、約3万円の差があることがわかります。

 

これに加え、院卒のほうが出世もしやすいと考えると、プラス2年大学院に通い、学ぶことで生涯賃金には大きな差が生まれるはずです。

 

 

プラス2年の比較的自由な時間ができる

 

大学院の修士課程まで進むと2年分の比較的自由な時間が生まれます。

 

その時間の使い方次第で、社会人になってできないような経験、始めることが難しい経験、リスクのある経験が手に入ります。

 

僕は、最近この比較的自由な時間を使ってブログをはじめました。

 

このように、社会人になると始めるのが難しいこと、もっというと学部時代に思いつかなかったことやできなかったことを大学院に行ってチャレンジできます。

 

 

 

でもやっぱりデメリットもある

おじさんが悩んでいる

 ここまでは大学院に進んだメリットを書いてきましたが、デメリットもあります。

 

デメリット
  1. お金がかかる
  2. 就活が成功するとは限らない

 

 

お金がかかる

 

もちろん進学すればその分、入学金・授業料などのお金がかかります

 

決して安くはありません。

 

大学生で奨学金を借りている人も多いですが、大学院でも借りるとなると返済に更に時間がかかります。

 

しかし、研究を頑張ってたくさんの学会で発表したり、論文を書いたりすると、奨学金が免除になる制度もあったりするので、しっかり調べ、学業に専念するとお金の負担を多少は軽減できます。

 

 

就活が成功するとは限らない

 

先述したように、企業も採用する際に学部卒よりも院卒をより採用する傾向にあります。

 

しかし、必ずしも院卒が有利とは限りませんし、実際僕の周りにも就職先が決まるのに時間がかかった友人や、志望した企業に行けなかった友人もたくさんいます。

 

大学院に行ったから絶対いいところに就職できる、内定をもらえるとは限りません。

 

自分の努力次第です。

 

 

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男女3人が階段に座って話している

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 僕は大学院に進んで良かったと思っていますし、大学院に進学するか悩んでいる人には大学院進学を進めます

 

でも、なんとなく進学する、まだ働きたくないからといった理由で大学院に進学しても、大学院に進んだメリットは十分には得られません。

 

それならむしろ、学部卒で就職した方がいいです。

 

大学院に進学するなら、進学する目的を明確にし、その時間をどのように使うかを考えることで大学院の有意義な時間を過ごすことができます。

 

 

最後に

図書館で女性が本を立ち読みしている

今回は、大学院に進学するメリットとデメリットをご紹介しました。

 

大学院に進学しなくても容易に想像できることから、大学院に進学しないとわからないことまで書いたつもりです。

 

これをひとつの判断基準として、進路選びの参考にしていただければ幸いです。 

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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